資産運用で月20万円を目指す4ステップを解説!おすすめ投資方法も
2023/10/13

資産運用で月20万円を目指す4ステップを解説!おすすめ投資方法も

資産運用で月20万円稼ぐために必要な資金はいくら?資産運用で月20万円の収入を達成する4つのステップSTEP1:目的・目標を明らかにするSTEP1.5:資産運用の知識を身につけるSTEP2:運用の元手となる資金を把握するSTEP3:目的と目標にあった運用方法を選ぶ月20万円を目指す!おすすめ資産運用方法4選①FX自動売買②株式投資③投資信託・ETF④不動産投資まとめ

資産運用で月20万円の収入があれば、それだけで生活することも可能です。

では月20万円の収入を得るためには、運用資金をいくら用意すればよいのでしょうか。運用利回りにもよりますが、運用初年度から月20万円を稼ごうとすると、数千万円単位の運用資金が必要となり、現実的とはいえません。


しかし、時間さえかければ資産運用で月20万円の収入を得られる可能性は十分あります。

今回は、資産運用で月20万の収入を得る方法を4つのステップで解説します。また初心者にもおすすめの資産運用法を紹介します。


資産運用で月20万円稼ぐために必要な資金はいくら?

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「資産運用で月20万円」は不労所得を目指す人にとって、目標金額のひとつかもしれません。家族構成にもよりますが、単身者であれば月の収入が20万円あれば、贅沢しなければ生活する分には困らないでしょう。


またサラリーマンなど本業を持つ人にとって、給与以外に月20万円の収入があれば、趣味などにかけるお金が増えたり、将来に向けて貯金したり、新たな投資資金としても十分ではないでしょうか。


実際、資産運用で月20万円の収入を得ることは可能です。ただし月20万円といっても、投資額や商品の利回りによって目標を達成するまでの期間が変わります。

参考までに、代表的な資産運用方法の期待利回りの目安を紹介します。


・株式投資:4〜7%程度

・投資信託:5〜8%程度

・不動産投資:5〜7%程度

・ヘッジファンド:5〜10%程度


このように通常の資産運用の期待利回りは4%~10%程度が一般的です。


では投資開始初年度に月20万円の収入を得るためにはどのくらいの資金が必要なのでしょうか。


月20万円=年間収入は240万円の収入をなんらかの資産運用で初年度に得るためには、以下の資金が必要になります。


・利回り5%の運用:4,800万円

・利回り10%の運用:2,400万円

・利回り15%の運用:1,600万円


利回りによって必要な資金は変わります。利回り5%で運用する場合に必要な資金は4,800万円と非常に高額です。利回り15%で運用できれば資金は1,600万円ですが、それでも全額を自己資金で賄うにはむずかしい額といえます。


数千万円の投資をおこなう現実的な方法のひとつに不動産投資があげられます。不動産投資は投資資金(物件購入費)の大部分を金融機関の融資でまかなうため、用意する自己資金は頭金と諸費用(物件価格の15%~30%程度)で済みます。


ただし、不動産投資の高利回り物件もリスクが高いものが多いため注意が必要です。詳しくは下記の「不動産投資」の項で詳しく解説します。


このように運用初年度から月20万円を得るために、数千万円単位の高額資金をすぐに用意するのはむずかしいという人のほうが多いのではないでしょうか。その場合、月20万円の収入を得るためには、どのような方法をとればよいでしょうか。


資産運用で月20万円の収入を達成する4つのステップ

4STEP 4ステップ 矢印

前述したように、資産運用をはじめてすぐに月20万円の収入を得るのはむずかしいです。しかし可能性はゼロではありません。

ここでは、資産運用で月20万円の収入を得るための方法を3つのステップで紹介します。


STEP1:目的・目標を明らかにする

まずは、資産運用をおこなう目的と目標となるゴールを明確にしましょう。


今回は月20万円の収入を得ることが目標ですが、いつまでに達成するかについても目標として定めるとよいでしょう。

また月20万円の収入でなくても、たとえば「老後資金として定年退職までに〇〇万円貯める」や「50代でセミリタイアする」など長期的な目標でも、「1年間で△△円稼ぐ」といったように短期的な目標でもかまいません。


大事なのは目的と目標をはっきりさせてモチベーションを上げ、少しずつでもお金がたまっていく様子から達成感を得ることで、資産運用を継続する力になるのです。


STEP1.5:資産運用の知識を身につける

資産運用で成功するためには、種類ごとのメリットとリスクを把握したうえではじめる必要があります。資産運用をおこなううえで、適切なリスク対策は欠かせません。それを知らずに運用をはじめてしまうと、一般的なリスク対策や回避ができず、大きな損失につながる危険性もあるのです。


少なくとも株式、投資信託や、債券(NISAやiDeCoも含めて)、不動産投資、J-REIT(不動産投資信託)など代表的な資産運用方法の基礎知識を身につけることをおすすめします。


勉強方法は書籍を読むほか、各種投資セミナーに参加するのもよいでしょう。資産運用の知識が多ければ多いほど選べる選択肢も広がり、より成功に近づくでしょう。


STEP2:運用の元手となる資金を把握する

資産運用をはじめるためには、元手となる資金が必要です。前述したように、運用資金が大きければ大きいほど収入は大きくなります。


しかし、生活費を減らしてまで運用資金にしてしまうと生活が苦しくなってしまっては本末転倒です。また万が一病気やケガで働けなくなった場合を想定して、一定額の預貯金を手元に残しておくことも大事です。


資産運用に回す資金は、生活するにあたって支障が出ない額を見極める必要があります。

そのためには家計簿などをつけて月々のお金の流れを把握し、余剰金を運用資金にあてるとよいでしょう。また個人用のバランスシートの作成も、現時点の資産を確認するのに役立ちます。


個人用バランスシートは、企業が決算報告書として作成する「貸借対照表」を個人レベルの資産構成を把握できるようにアレンジしたものです。

自身が所有する資産と負債、純資産(実際の資産)がいくらあるのかひと目で把握できるのがメリットです。


なお資産とは、現金や預貯金、債券、株式、投資信託、生命保険、不動産、金(ゴールド)や宝飾品などの貴金属、クラシックカー、美術品、アンティークコインなどのコレクション系の財産を指します。


一方負債とは、クレジットカードの未払い金、自動車ローン、住宅ローン、奨学金など、いずれ返済しなくてはならない借入金を指します。。


そして資産から負債を差し引いた額が純資産となります。資産運用をおこなう際は、この純資産の額をみて、運用資金にいくら回せるかといった判断をおこないます。



個人用の資産計算方法やバランスシートについて詳しくはこちら!>>純資産の計算方法!個人用バランスシートで所有財産を把握しよう


STEP3:目的と目標にあった運用方法を選ぶ

元手となる資金が決まったら、目標を達成できる運用方法を探しましょう。

ただし資産運用方法初心者は、できるだけ低いリスクの運用方法を選ぶことをおすすめします。最初から高リスク商品に手を出し、失敗してしまうと資産的にも精神的にも大きなダメージを負いかねません。

少額の積立投資などからはじめ、慣れてきたら徐々にリスクの高い商品を少額ずつ購入していくとよいでしょう。


投資先は、運用商品の仕組みやリスク、利回りなどを理解したうえで選びましょう。それぞれの商品の特徴は運用会社のホームページや、販売会社のホームページなどで調べることができます。

自分で理解できない部分については、販売会社や運用のプロに相談し納得したうえで購入しましょう。


疑問点をうやむやにしたまま運用をはじめてしまうと、思わぬ失敗につながるケースもあるため注意が必要です。


月20万円を目指す!おすすめ資産運用方法4選

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資産運用は大きくわけると、FXや株式、投資信託などの金融資産を運用するタイプと、不動産投資や貴金属などの実物資産を運用するタイプの2種類があります。

それぞれメリットとリスク(デメリット)があり、また選んだ運用商品によっても各々特徴があります。


ここでは資産運用初心者でもはじめやすい投資方法を4つ紹介します。


①FX自動売買

「ハイリスク・ハイリターン」のイメージが強い「FX」ですが、それは自分で売買をおこなう裁量取引の場合です。たしかにFXを裁量取引でおこなう場合は、売買やリスク管理に関する基礎知識はもちろん、情報収集も必須です。そのためFXに慣れていない人が成功するのはむずかしいかもしれません。


しかし「FX自動売買(システムトレード)」は裁量取引のFXとは異なり、自身で設定したルールに従ってシステムが自動的に売買をおこなってくれるため、知識が少ない人でも手軽に利用できます。

また24時間常時取引でき、ずっとチャートを見ている必要もないため、本業で忙しい人にもおすすめです。


一方デメリットは、自動売買システムといっても確実に利益を出してくれるものではなく損失が出る場合もある点があげられます。

また自動売買といえども、定期的に状況のチェックが必要となります。利益がどのくらい出ているのか、大きな損失がでていないかなど、定期的に情報を把握し、必要に応じて設定の変更などをおこないましょう。


②株式投資

「株式投資」は代表的な資産運用方法のひとつです。企業が発行する株式を購入して「株主」になり、配当金(インカムゲイン)を得る、または購入時よりも価格が高くなった時点で売却して売却益(キャピタルレイン)を得ることも可能です。

最近では株主優待の商品やサービスを目当てに株を保有する人も増えています。


配当金は年間に1~2回得ることができ、継続的に利益を見込める投資方法のひとつです。配当金は企業の業績によって増減します。業績がよいときは高額の配当金が得られる可能性もある一方で、業績が悪い時は配当金が減少したりゼロ円になったりすることもあります。


売却益目当ての株式投資は、市場が開いている時間帯はつねに株の値動きをチェックしなければならないため、サラリーマンのように本業を持っている人にはむずかしいです。

また株価は、経済や世界情勢などの影響をうけやすく、急激に暴落するリスクがあります。


最悪の場合、企業が倒産してしまうと株式の価値がゼロになってしまうケースもあるため、注意が必要です。


③投資信託・ETF

「投資信託・ETF」は、複数の投資家から集めた資金を元にプロが運用し、発生した利益を投資家に還元する投資方法です。投資の対象となるのは、株式や債券、不動産などさまざまです。

投資信託・ETFのメリットは、プロが運用してくれるため、投資知識が少ない人でも投資がおこなえる点です。


また複数の投資家が出資するため、少額から投資ができ、個人投資家が買えない株式や債券にも投資できるので、資産運用の幅が広がります。


一方で元本保証がないため、運用がうまくいかなければ元本を下回ってしまうこともあります。

もうひとつデメリットとして、、信託報酬や手数料などのコストがかるため、コストの高いの商品を選んでしまうと、コストが利益を上回る可能性もあるため注意が必要です。


④不動産投資

アパートやマンションなどの投資用不動産物件を購入し、第三者に賃貸して家賃収入を得る投資方法です。入居者がいるかぎり、毎月安定した家賃収入を長期にわたって得られます。

また保有する収益物件を売却して売却益を狙うことも可能です。


不動産投資の売却について詳しくはことら!>>不動産投資物件の売却に最適なタイミングと有利にする方法!


不動産投資のメリットは、なんといっても他人資本で投資ができる点です。ほかの資産運用方法の多くは、投資をはじめる際の資金の全額を自分で用意する必要があります。

しかし不動産投資をはじめる場合、収益物件の購入資金の大部分を金融機関の融資でまかなうことができます。


そのため自分で用意する資金は、収益物件の価格の15%~30%で済むのです。

たとえば3,000万円の収益物件を購入する場合の用意する自己資金は450万円~900万円で済みます。


また金融機関から融資を受けることで、レバレッジを効かせた投資がおこなえます。

不動産投資におけるレバレッジとは、「少ない自己資金で大きな収益を得る」ことを指します。


たとえば、「利回り5%、価格500万円の収益物件を自己資金のみ」で購入し運用した場合、得られる年間家賃収入は「25万円」です。


しかし「利回り5%、価格3,000万円の収益物件を、自己資金500万円を頭金にして金融機関から2,500万円を借入れ」て購入すれば、年間家賃収入は「150万円」となります。


このように同じ自己資金額、同じ利回りであっても、金融機関から融資を受けて「レバレッジを効かせた」ことで、自己資金のみのときと比べて年間で6倍もの家賃収入を得ることができるのです。


なお上記の例では借入金に対する利息の支払いは考慮していませんが、利息を支払ったとしてもレバレッジをかける価値は十分あると考えられます。


レバレッジについて詳しくはこちら!>>不動産投資のレバレッジ効果をやさしく解説!リスクにも要注意


また賃貸物件の管理を外部の管理会社に委託できるため、本業を持つ人でも少ない負担で賃貸経営がおこなえるのもメリットです。


管理会社の選び方はこちら!>>不動産投資を成功させる不動産管理会社の選び方!管理業務内容を解説


一方、不動産投資には、空室リスクや災害リスクなど、特有のリスクがあります。ただし不動産投資のリスクはあらかじめ適切な対策をおこなうことができるケースも多く、リスクを最小限におさえることも可能です。


不動産投資のおもなリスクについてはこちら!>>不動産投資のおもな8つのリスクの対策方法をわかりやすく解説!


まとめ

資産運用で月20万円の不労所得があれば、それだけで生活することも可能です。しかし、資金の額や運用商品の利回りにもよりますが、月20万円の収入を運用で得るには時間がかかるのが一般的です。


そのためまずは、資産運用をおこなう目的や目標を明確にしたうえで、投資の知識を身につけましょう。そのうえで運用できる資金を見極め、最初は少額でコツコツと収益を積み上げ、徐々に運用商品を増やしたり、より高利回り商品を選んだりすることで、月20万円を達成できるでしょう。

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