
不動産投資コラム

空室ゼロにするために!新築アパート経営において入居者が求める設備とは?(後編)
需要が高く、防犯面での貢献度も高い宅配ボックス
近年、買い物をネット上で済ませてしまう人も増えてきました。
そんな中で需要が高まっているのが、宅配ボックスです。
仕事などで自宅を不在にしがちな人でも、宅配便を受け取ることができ、何よりも宅配業者と顔を合わせる必要がありません。
このように宅配ボックスは便利さだけでなく、防犯面でも役に立ちます。
特に「宅配便を装って不審者が訪ねてくる」「家の中を知らない人に見られる」こういったことを避けたいと考えている人は多く、特に女性からの需要が高まっています。
エントランスがないアパートだと宅配ボックスの設置が難しいと考えているオーナーも少なくありませんが、それぞれの部屋の前に取り付けておくことで改善されます。
ただし、いくつかの注意点もあります。
1点目は、あまりにも軽い宅配ボックスだと、ボックスごと持ち運ばれてしまう可能性があることです。
そのため、金属製で持ち運びが難しいもの、さらには大きな荷物でも十分に入るスペースがある容量のものを設置しましょう。
2点目は、単純に宅配ボックスの使い方が分からない宅配業者が面倒くさがってしまうことです。市場は拡大傾向にあるものの、業者の中にはそのまま持ち帰ってしまう人もいます。
対策として「「宅配ボックスを使っているので、ここに入れてください」などの掲示をしておきましょう。
まとめ
建築費は今後も割高になっていくことが予想されます。そんな状況下で利回りを改善するためにも、部屋の設備を充実させて家賃を高めていきましょう。
新築時にある程度の投資を行っておくことで、その使いやすさからも入居者の興味関心は高まります。
どんな人をターゲットに置いているのかにも異なってきますので、ニーズに合わせた設備を設置するようにしましょう。
2019/02/06
- 物件の良し悪し


空室ゼロにするために!新築アパート経営において入居者が求める設備とは?(前編)
アパートの経営において、避けたいことは「空室」です。とは言っても、建築資材や人件費などの高騰によって建築費は割高となっています。
これでは利回りの低下に繋がってしまうため、余計に空室というリスクを避ける必要があります。
入居者は立地や間取りだけでなく、アパートの付帯設備も選択肢の一つとして考えています。
それでは、魅力的な設備とはどのようなものなのでしょうか。
そこで今回は、一人暮らし向けの設備をいくつかピックアップしてご紹介します。
もはや必須条件!?無料インターネット
現代において、インターネットを利用しない人はほとんどいません。
モバイル回線などで満足するという人もいますが、多くが光回線などの固定回線を求めています。
しかしながら、タイミングが悪ければ開通までに引越しから1か月以上を要することもあります。
これを不憫に感じる人は少なくありません。
そこで新築アパートに求められているのが、無料インターネットです。
入居してすぐにインターネットに接続できることは、大きなメリットにもなり得ますし、何よりも競合物件との差別化を図ることも可能です。
集合住宅向けのプランであれば、1回線3,000円ほどで提供されています。
これを回収するために、最初から家賃に4,000円ほど上乗せしていれば、利回りの改善にも繋がります。
これでも一般的な光回線よりも安いため、入居者が損をすることはありません。
女性入居者には心強い安心・安全対策
一人暮らしを始めるにあたり、入居者は楽しみとともに不安も抱えています。
どれだけ日本の治安が良いとはいえ、安心できないのが現状です。
こういった状況の中で、特に女性入居者が必須条件として挙げているのがエントランスのオートロックです。
実際に女子大生などが物件を探す際に、両親がオートロック付きを条件として挙げていることも珍しくありません。
専用の鍵や顔認証されないとアパートの中へと足を踏み入れられないことを強調することによって、安全性・信頼性を高めることができます。
とは言っても、アパートにオートロック機能を備え付けるほどの予算がないという人もいるでしょう。
そんな場合は、モニター付きインターホンで代用可能です。1~2万円で導入することができ、入居者も家の中から外の様子を知ることができるため、需要は決して低くありません。
2019/02/05
- 物件の良し悪し
