40代の資産形成におすすめ投資方法4選!やってはいけないNG行為は?
2022/08/03

40代の資産形成におすすめ投資方法4選!やってはいけないNG行為は?

「老後資金はいくら必要だろうか?」

「資産を増やしたいが方法がわからない」

「投資は失敗が怖い」


40代は、子供の教育費や親の介護費用に加えて、本格的に自身の老後が視野に入ってくる人も多い年代でもあります。

なかでも「老後資金」については、多くの人が不安に感じているのではないでしょうか。


そこで今回は40代で始める資産形成について、おすすめの投資方法や注意したいポイントを解説します。


安定した老後を過ごすためにも、ぜひ当記事を参考にしてください。


40代が資産形成を始める必要性とは?

30代で描いたライフプランの目処がつき、本格的に老後の生活が視野に入ってくるのが40代です。

ある程度の資産を保有している人もいるかもしれませんが、老後資金に不安を抱く人も少なくないでしょう。


まずは、なぜ40代で資産形成が必要なのか? その理由について解説します。


理由その1:老後が視野にはいってくる時期だから

「人生100年時代」といわれる現代では、年代に関わらず老後の資金問題に関心を寄せる人は多いでしょう。


なかでも40代はマイホームのローン残債や子供の進学資金、親の介護費用など30代のときに比べて、より具体的な数字の算出が可能になり、また自身の老後も視野に入ってくる年代です。


では、40代からその後に必要な資金はいくらあればよいのでしょうか?

一時期「老後2,000万円問題」が話題になりましたが、実際には老後に必要となる資金額には個人差があります。


独身か夫婦か、夫婦の場合は配偶者が専業主婦だったかどうかによって、必要な生活費やもらえる年金額は変わります。


老後にいくらの資金が必要か、まずは現在手持ちの資産と負債を把握し、試算してみましょう。

想定した老後資金よりも受け取れる退職金額や年金額が少ない場合は、不足する老後資金を現役のうちにしっかり用意しておく必要があります。


理由その2:預貯金だけでは資産形成がむずかしいから

預貯金の金利が、ほぼゼロに近い昨今では、貯金するだけで資産を増やすのは非常にむずかしいです。


かつてのバブル期には、1年の定期預金だけで年利7%程度の利子が受け取れましたが、現在では定期預金の金利は0.1%にもなりません。

また現金はインフレによって資産価値が下がるリスクがあるといわれています。


このように、お金を銀行に預けておくだけではお金が増えないばかりでなく、資産価値が目減りしてしまうことも考えられるのです。

そのため資産を増やすためには預貯金に頼る以外に、なんらかの対策が必要と考えられるのです。


理由その3:始めるのが早いほど資産が増えるから

資産形成を始めるのであれば40代にこだわらず、できるだけ早く始めることをおすすめします。

なぜなら資産形成は長期に渡っておこなうことで、より資産を増やすことが可能だからです。


たとえば、元本100万円で資産運用したとして、1年間で2%の利益(2万円)が出た場合、2年目は100万円と利益2万円を合わせて102万円を元本にできます。

翌年も前年の利益分を上乗せした額を元本として運用します。

これを繰り返すことで元本がどんどん大きくなり、運用期間が長くなるほど得られる利益も増えるのです。(ただし、利益額によってはは税金が発生する場合があります)


そのため40代といわず、余裕があればもっと早い年代で資産運用を始めることで、より大きな資産形成につながるのです。


40代の資産形成で失敗しないポイントとは?


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「できるだけ早く資産形成を始めたい」という人も多いかもしれませんが、資産運用をおこなう際は次の点に注意しましょう。


家計に無理のない金額から始める

資産形成として投資を始める場合、自分の年収や生活水準をふまえたうえで「無理なく継続できる金額」を考慮する必要があります。


元本となる金額が大きければ資産形成も速まりますが、投資に回す金額が大きくなりすぎて現在の生活に支障が出てしまっては本末転倒です。

また、急な病気やケガなどを想定し、手元にある程度の資金を残しておく必要もあります。


まずは現在の家計を見直して日常の支出を把握しましょう。

場合によっては、不要な出費を削減する必要があるかもしれません。

それによって、いくらまでなら運用資金を出すことができるか、おおよその金額がつかめます。


また、初めて資産運用をおこなう場合は少額で始め、運用に慣れてきたら少しずつ投資額を増やしていくことをおすすめします。


低リスクの投資がおすすめ

資産形成に役立つ投資方法にはさまざまな種類がありますが、その多くは元本保証がされません。

株やFXなど短期で大きな利益を出す方法もありますが、同時に大きな損失を出してしまう危険性も考慮しなければなりません。


万が一、損失を出してしまっても若いうちであれば、損失を回収し、さらに資産をつくる時間はたくさんあります。

しかし、就労期間が短くなる40代では大切な資産を大きく減らしたり、負債だけが残ってしまうことも考えられるため、高リスクの投資は避けるようにしましょう。


40代、とくに投資初心者におすすめの投資方法は、安定したした利益をできるだけ長期に渡って得られる「低リスクの投資」です。

リスクが低い分、投資開始直後は利益も少ないですが、得た利益を元本に加えて長期に渡って運用することで年々利益が大きくなる可能性が高まるのです。


分散投資をおこなう

分散投資をおこなうことも投資リスクをおさえる有効な方法です。

すべての資金をひとつだけに集中させると、万一の場合、マイナス影響が資産全体に及びます。

そのため、ひとつの銘柄・地域(国)に集中して投資するのではなく、複数の投資先に対して少額で投資をおこないましょう。


投資方法によっては数千円、数万円単位で投資が可能です。

なかには数百円で積立てできる投資信託もあるので、まとまった資金がなくても投資を始めることができるのです。


40代におすすめの資産形成のための投資方法4選

ここでは40代におすすめの投資方法を4つ紹介します。


おすすめその1:つみたてNISA

つみたてNISAは2018年にスタートした積立投資に特化した税優遇制度です。

月1,000円〜と少額で、長期・積立・分散投資がおこなえ、投資から得られる分配金や売却時の譲渡益が非課税になるのが最大のメリットです。

この非課税投資枠は、新規投資額で1年40万円(20年間で最大800万円)までが上限となります。


ただし、つみたてNISAの投資対象となる商品には限りがあります。

投資対象となるのは、認定された投資信託・ETFのみであり、株式には投資できないため注意が必要です。


おすすめその2:iDeCo(イデコ)

「個人型確定拠出年金」の愛称であるiDeCo(イデコ)は、公的年金を補完するための私的年金制度です。

iDeCoのメリットは、年間の掛金を所得から差し引くことができるため(所得控除)、所得税・住民税を軽減しながら老後資金を準備することが可能な点です。


ただし、iDeCoは60歳を超えるまで原則として拠出・運用したお金を引き出すことができません。

急に現金が必要になることを想定し、無理のない範囲での運用を心がけましょう。


おすすめその3:積立投資信託

積立投資信託とは、毎月決められた一定の金額の投資信託を購入し、積立ていく金融商品です。

「投信積立」や「積立投信」などと呼ばれることもあります。


積立投資信託のメリットは、毎月1,000円~程度(なかには100円から始められる場合も)の少額から積立てがおこなえるため負担が少ない点があげられます。

また、積立投資信託の運用は専門家がおこなうため、投資の知識がない初心者にもおすすめです。


一方、デメリットとしては「購入時手数料」や「信託報酬」など売買時だけでなく保有中でもコストがかかる点です。

運用益についても課税対象となりますが、これらのコストや税金は積立NISAを利用することで軽減が可能です。


おすすめその4:不動産投資

保有している資金が多い場合は、不動産投資もおすすめです。

不動産投資とは、所有するアパートやマンションなどの不動産物件を第三者に賃貸することで賃料収入を得る投資方法です。


不動産投資のメリットは、入居者がいるかぎり長期に渡って安定した収入を得られることです。

また不動産物件の購入は金融機関の不動産投資ローンを利用できるため、物件価格全額を用意する必要はありません。

さらに借入れすることでレバレッジを効かせた投資がおこなえるのがメリットです。


ただし、金融機関から借入れができるといっても、やはり不動産物件は高額です。

そのため、ある程度まとまった額の資金が必要なのがデメリットになります。


購入時のハードルは高いかもしれませんが、ローンを完済すればその後の賃料の多くが収益になり、管理も外部委託できるのため老後の副収入として現役サラリーマンで不動産投資をおこなう人も多くみられます。


はじめての不動産投資についてはこちら!>>不動産投資入門者向け6つの基本情報!物件の種類や選び方を解説


少額不動産投資もおすすめ

金額の大きな現物不動産をおこなうのが不安な場合は「少額不動産投資」もおすすめです。

少額不動産投資は、一口1万円程度から投資できるものもあり、不動産投資初心者向きの投資方法です。


基本的にひとつの不動産に対して複数の投資家から資金を募り、運用・売却などで得た利益を投資家に分配する仕組みになります。


なお、「不動産投資」であっても金融機関から融資を受けることはできないので、元手は全額自己資金で賄う必要があるため注意しましょう。

少額不動産投資には以下のような種類があります。


・不動産クラウドファンディング

一口あたり1万円程度から投資でき、運用期間も短いものが多いため、投資初心者にもおすすめです。

不動産クラウドファンディングの特徴は、投資対象が一般的なアパートやマンションなどの賃貸物件だけにとどまらず、地方再生や社会貢献などの不動産を投資対象にしている点があげられます。


不動産クラウドファンディングについて詳しくはこちら!>>不動産投資クラウドファンディングとは?メリットとデメリットを解説


・J-REIT(不動産投資信託)

一口あたり数万円~数十万円程度で投資ができ、元手の額にあわせて投資先を選ぶことができます。

なお、J-REITは証券市場に上場しているため、市場を通して売買することが可能です。

よって、ほかの少額不動産投資や現物不動産投資に比べて流動性が高いのが特徴です。

REIT(不動産投資信託)について詳しくはこちら!>>少額で不動産投資ができるREIT(リート)のメリット・デメリットを解説!


・不動産小口化商品

ひとつの不動産を一口数万円~100万円程度の小口にして販売されます。

「匿名組合型」「任意組合型」「賃貸型」の3種類があり、なかでも任意組合型は、小口に分割された不動産を投資家自身が保有するため、相続税対策にも効果的なのが特徴です。


不動産小口化商品について詳しくはこちら!>>不動産小口化商品ついて詳しく解説!種類やメリットとデメリットは?


40代の資産形成でやってはいけないNG行為

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ここでは、40代の資産形成でとくに気を付けたい「やってはいけないNG行為」をまとめました。


短期で資産を増やそうとする

前述のように、40代で高リスクの投資をおこない失敗してしまうと、大切な資産を大きく減らしたり、定年退職後も負債を抱えたりといった可能性があります。

とくに相場の変動を利用し、利益を得ようとする「投機」は、相場によっては大きな損失が発生する可能性があるため注意が必要です。


短期で資産を増やすよりも、安定した利益を長期にわたって積み上げ増やすことを目標にしましょう。


預貯金の大部分を投資してしまう

投資に手持ちの預貯金すべてをつぎ込んでしまうと、急に現金が必要になったときに対応できなくなってしまいます。

病気やケガ、リストラなど収入が減少する場合を想定し、数か月間は生活できる資金を手元に残しておくと、いざというときでも安心です。


また、預貯金が少ない場合は毎月の収入のうち、投資だけでなく貯金しておくことも重要です。


まとめ

預貯金だけでお金を増やすのがむずかしい昨今では、老後資金を確保するためにはなんらかの資産形成が必要になります。


ただし、40代で資産形成のために投資を始める場合、高リスクの投資で失敗してしまうと大事な資産を減らしたり、負債を抱えたりといった結果になりかねません。

40代の資産形成は安全第一、長期にわたって利益を得られる低リスクの投資方法を選ぶことが重要です。


また投資をおこなう際は現在の生活を維持しつつ、自身の預貯金額や収入を考慮しておこない、無理のない範囲で資産形成を心がけるとよいでしょう。

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岩崎 雅

2020年7月1日〜
当サイトのライターとしてコラム作成業務を開始
プロフィール
不動産ジャンルのライター歴は2年半以上。その間、100本以上のコラム構成・執筆を担当。不動産以外のジャンルも含めると500本以上の執筆経験あり。