不動産投資の相談は目的別で決める!選び方の注意点や事前準備を紹介
2022/01/28

不動産投資の相談は目的別で決める!選び方の注意点や事前準備を紹介

不動産投資の相談先を目的別に紹介!資産運用や不動産投資全般の相談なら「不動産投資会社(不動産会社)」不動産投資の資金計画や収支の相談なら「ファイナンシャルプランナー」不動産投資ローンの相談なら「銀行などの金融機関」不動産投資の税金についての相談なら「税理士」不動産投資で入居者の立ち退きなどの相談なら「弁護士」不動産投資のリアルを知りたいなら「不動産投資経験者」信頼できる相談先の見極めポイント希望や状況に合った提案をしてくれるメリットだけでなくデメリットやリスクも説明してくれる契約をせかすことはないか相談先の実績確認も大事業歴や業績、資本金など物件の管理も対応している不動産投資の相談前に準備すること相談内容をまとめておく判断材料となる資料の用意まとめ

不動産投資をおこなううえで、次のような悩みや不安、疑問を持つことは少なくありません。

物件選びのポイントは?

資金計画ってどう立てるの?

不動産投資の収支について知りたい。

ローンをきちんと返せるのか不安……。


疑問について、ある程度は自分で調べることはできても、それが本当に正しいのか?と新たな疑問につながることもしばしばです。


そこで今回は、不動産投資の悩みや疑問に答えてくれる相談先(専門家)を目的別に紹介します。

信頼できる相談先を把握しておくことで、迅速な問題解決にもつながります。

ぜひ、当記事を参考にしてください。


不動産投資の相談先を目的別に紹介!

不動産投資の疑問や悩み、不安を解消するためには、質問に対して適切な回答をしてくれる相談先が必要です。

ここでは相談内容の目的別にぴったりな相談先を紹介します。


資産運用や不動産投資全般の相談なら「不動産投資会社(不動産会社)」

資産運用や物件探しなど不動産投資全般の相談なら不動産投資会社が最適です。

一棟物件か区分マンションか、新築か中古か、といった物件選びの段階からはじまり、資金面、ローン返済などの収支について、金融機関の斡旋、売買契約と物件取得まで対応してくれます。


不動産運用中も物件管理やリスク対策などの相談にのってくれます。

一度付き合いがはじまったら長期間にわたるよき相談相手として、心強い味方になってくれるでしょう。


不動産投資をはじめておこなう場合は、複数の不動産投資会社を訪れて話を聞いてみるとよいでしょう。

話を聞くだけなら無料ですし、不動産投資のイメージをつかむために立ちます。


不動産投資の資金計画や収支の相談なら「ファイナンシャルプランナー」

不動産投資は、不動産投資開始前はもちろん、運用中もお金の管理は必須です。

そんなお金の相談先としては、ファイナンシャルプランナーが最適です。


ファイナンシャルプランナーは金融、税制、不動産、ローン、保険、年金制度など幅広い知識を持ちます。

それらの知識を駆使して、不動産購入にかかる費用やローン返済、物件運用中のランニングコストや税金、キャッシュフローなど、依頼者にとって最適な資金計画を提供してくれます。


不動産投資ローンの相談なら「銀行などの金融機関」

不動産投資をはじめる人のほとんどは、金融機関の不動産投資ローンを利用して融資を受けて不動産物件を購入します。

しかし、不動産投資ローンの融資条件は金融機関によってまちまちです。

またローン契約者の属性(年収や勤務先など)や融資対象の不動産投資物件の収益性よって融資内容は変わってきます。


不動産投資の収益の安定性を考えると、できるだけ金利や返済期間など、条件のよい融資を受ける必要があります。

また融資の申し込みをしても融資審査を通過できると限りません。

そのため、できるだけ多くの金融機関に融資相談をし、融資申し込みをするとよいでしょう。


銀行について詳しくはこちら!>>不動産投資ローンを扱う銀行の金利相場や審査難易度の目安を比較


不動産投資の税金についての相談なら「税理士」

不動産投資をおこなうことで、さまざまな税金の納税義務が生じますが、できるだけ多くの収益を得るためには節税は欠かせません。

しかし、税金関係は複雑で詳しくない人には分かりにくい点も多いでしょう。


そんな不動産投資に関わる税金について相談するなら税理士や公認会計士が最適です。

税金について全般、確定申告や節税の方法などさまざまな疑問に対応してくれます。


税理士について詳しくこちら!>>不動産投資で税理士に依頼するメリット!選び方や相場、注意点も


不動産投資で入居者の立ち退きなどの相談なら「弁護士」

入居者の家賃滞納や強制退去に関わる交渉・裁判、不動産物件の売却・取り壊しによる入居者の立ち退き交渉など、法律がかかわる事例の相談先は弁護士一択です。(交渉ごとだけであれば司法書士への相談も視野に入ります)


法律の専門家である弁護士が代理になることで交渉相手の態度が軟化する場合も少なくないため、トラブルを長引かせたくないときは早めに弁護士に相談しましょう。


不動産投資のリアルを知りたいなら「不動産投資経験者」

不動産投資経験者は、実際の経験としての不動産投資の知識を持っています。

効果のあった空室対策方法や不動産管理会社との上手な付き合い方、失敗談はもちろん、不動産投資の不安など心情的な面での話は、これから不動産投資をはじめる人にとって非常の役立つはずです。

身近に経験者がいれば、ぜひ話を聞いてみましょう。


信頼できる相談先の見極めポイント

指 立てる ポイント

不動産投資は長期間にわたっておこなう投資方法です。

資金計画、運用後の収支管理やリスク対策など、どれひとつとってもおろそかにはできません。


特に賃貸物件の立地は、不動産投資の成否を大きく左右します。

相談した不動産投資会社(不動産会社)が信頼できる企業であれば、優良物件やプランを紹介してもらえる可能性が高まります。


しかし、相談先が詐欺まがいの悪徳不動産業者だった場合は、気付いたら相場よりも高い物件を売りつけられていた……ということにもなりかねません。


そのため不動産投資の相談先にするのであれば、信頼できる不動産会社を見つける必要があるのです。

では信頼できるかどうかは、どうやって見極めたらよいのでしょうか?

ここではその見極めるポイント紹介します。


希望や状況に合った提案をしてくれる

しっかりとオーナー側の希望や目的を理解したうえで、それに沿ったプランを提案してくれる会社は信頼できます。

逆にオーナーの希望を無視したプランや自己資金額を明らかにオーバーした物件の提案をしてくる場合は、注意が必要です。


フルローンなどを利用することで自己資金が少なくても不動産を購入することはできますが、借り入れ額が大きくなると月々のローン返済額も高額になるため、空室などが出るとキャッシュフローが一気に悪化してしまうことも考えられます。


きちんとオーナーの希望を優先してくれて資金額なども考慮したうえで、無理なく購入できる物件を提案してくれる会社を選びましょう。


メリットだけでなくデメリットやリスクも説明してくれる

物件プランのメリットをアピールするのは、けっして悪いことではありません。

しかしメリットばかりを強調して、リスクの説明をぼかすような業者には注意が必要です。


立地がよく設備が充実している素晴らしい物件でも、不動産「投資」である以上、リスクはまったくのゼロではありません。

しかし不動産投資のリスクは事前に把握できるものも多く、適切な対策をおこなうことでリスクを最小限におさえることも可能です。


そのため提示されたプランのメリットだけを鵜呑みにして不動産投資をおこなうと、リスクに直面した際の対応が遅れてしまい、結果的に不動産投資の失敗につながる可能性もあります。


不動産を購入する際は利回りの高さなど目先のメリットばかりでなく、不動産投資で考えられるデメリットやリスクに関して、またその対策方法について、しっかりと説明してくれて不動産会社を選ぶとよいでしょう。


契約をせかすことはないか

「いますぐ買わないと二度と買えません」「いまなら確実に儲かります」など、不動産物件の購入をせかすようなセールストークには注意が必要です。

特に詳しい収支計画などの提示がないまま購入をすすめる会社は信用できません。

実際、投資家に考える時間を与えずに賃貸需要のない不動産を相場よりも高い価格で売りつける、詐欺まがいの業者がいないわけではないのです。


不動産物件の購入は慎重におこなうべきです。

そのため無理のない収支計画やリスク対策のアドバイスをしてくれて、オーナーの質問にも懇切丁寧に答えてくれる会社を選びましょう。


相談先の実績確認も大事

相談先となる不動産会社の実績なども、信頼度を見極めるためのポイントになります。

ただし下記のポイントひとつだけでなく、総合的にみて「信頼できるか否か」の判断が必要です。


業歴や業績、資本金など

業歴が長く、会社の規模が大きく従業員数の多い会社は信頼と実績を兼ね揃えている可能性が高いです。

会社の規模が大きければそれだけ顧客数が多く、従業員数が多いほど利益も出ていると判断できます。


物件の管理も対応している

物件の販売から管理まで対応可能な不動産会社は、販売後も物件の責任の一端を担っていることから信頼できると考えられます。

不動産賃貸物件は、きちんと管理されている物件であるほど入居付けが容易になります。

そのため物件の販売だけでなく、安心して物件を任せられる管理部門を持つ不動産会社を選ぶようにしましょう。


口コミなども参考に

インターネットの普及によって、最近では不動産会社専門の口コミ掲示板やSNSの書き込みが目立つようになりました。

口コミでよい評価のある不動産会社をチェックするとよいでしょう。


不動産投資の相談前に準備すること

書類 ビジネスマン 会議

ここでは相談前に準備しておくことをまとめました。


相談内容をまとめておく

適切な回答をもらうためには、相談する内容によって相談先を変える必要があります。

まずは、自分がなにについて相談したいのか、すべて書き出して相談内容一覧を作成し、ジャンルごとに仕分けします。

こうすることで、どんなジャンルのなにについて相談したいのか把握でき、相談先を見つけやすくなるとともにスムーズに相談できるでしょう。


判断材料となる資料の用意

資金計画などを相談する際には、その時点での年齢や年収、貯蓄額、借入金額(住宅ローンや自動車など)などの収入状況が判断材料になります。

できるだけ正しい資金計画を立ててもらうためにも、それらの情報がわかる資料などを持参することも忘れないようにしましょう。


まとめ

不動産投資の悩みや疑問は、目的別に適切な専門家に相談することで、迅速な問題解決につながります。

また、相談先としては信頼できる会社を選ぶことも非常に重要です。

不実な会社のセールストークに惑わされることないよう、当記事を参考にして信頼できる相談先を選び、健全な不動産投資をおこなってください。

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